土井正三といえばV9巨人を支えたいぶし銀の名二塁手。 現役引退後は長嶋巨人、王巨人で計8年にわたってコーチを務めた。 91年から3年間はオリックスの指揮を執り、若き日のイチローを指導した。 93年オフにオリックスの監督を辞し、再び巨人のコーチを経て活動の場をネット裏に移した土井を、この春、病魔が襲った。 診断の結果は「すい臓ガン」。 手術は15時間にも及んだ 最低の上司から始まったプロ野球人生 高校を卒業して入団したオリックスの監督土井正三は、イチローの振り子打法に対し、 「その打ち方を変えなければ一軍では使わない」 と命令し、そう命じられた「鈴木一朗」は 「なら、使ってもらわなくてけっこうです」 と自ら二軍行きを宣言。 土井監督が退任するまで、1軍でのチャンスはほとんど与えられませんでした。 （ちなみに イチロー と 土井正三 1992年7月11日の対福岡ダイエーホークス17回戦（平和台球場）で、左翼手・村上信一に代わる守備固めとして1軍初出場を果たした。翌日の対ダイエー戦で初スタメン出場。木村恵二が投げた直球を右翼に打ちプロ初安打を記録した。
積極補強が若手成長に繋がる イチローが憧れた天才 篠塚和典に訊く 巨人復活の鍵 Vol 1 Victory
